法改正後の運用例 鉄骨編
2009.08.05
「建築構造Q&A2 S造2」(著者:池田博俊 発行:株式会社 建築知識 1996年8月15日)での
Q171では横補剛材の接合部検討例が示されています。GPLはH鋼下端から横補剛材ボルト孔へ
の斜め単位巾で座屈耐力を求めて居られます。
「鋼構造接合部設計指針」(編集:日本建築学会 2007年10月25日)のP115では小梁端部の設計
としてピン接合の場合には長期せん断Qと横補剛でのFからM=Qe1+Fe2で同指針2−25式を適用
するように記載されています。面内曲げを受ける接合部におけるボルトへの作用力を求めボルト設計を行
う事となります。
横補剛間隔は1981年の法改正で、例えば大梁にSS400材を使う場合は λy=170+20n式を使うか
「鋼構造塑性指針」(編集著作人:日本建築学会 1975年6月15日)の5−17式を採用するか、これは
梁長さで使い分けていました。